39年間…作家・佐野洋さんの名物コラム終了
日本推理作家協会理事長も務めたミステリー界の重鎮、作家の佐野洋さん(84)が、月刊小説誌「小説推理」(双葉社)で39年間、連載してきた名物批評コラム「推理日記」を、同誌7月号(5月末発売)に発表済みの474回で終了することを明らかにした。
細川徳生
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佐野さんは、「体力と気力が衰え、これ以上続けると苦労すると考えた」としている。
「推理日記」は1973年2月号からスタートし、実作者の視点で作品批評や推理小説論を展開。名探偵の必要性を巡る故都筑道夫さんとの論争や、デビュー当初の宮部みゆきさんらを評価したことで知られる。ミステリー界のご意見番的コラムとして親しまれ、菊池寛賞(2009年)の受賞理由にもなった。
細川徳生
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